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このような異質で正体不明の人間は、この社会に生きるすべての人々を否定しているのである。だからまた、許すことも無視することがあってはならず、それは破壊し排除し根絶しなければならないのである。 そしてこれこそが自分と自分たちの自意識の根源になっているのである。義務であり、責任であると思われているのである。そしてこれを自己の存在理由とその精神の拠りどころにしているのである。 そしてこれが、この世界に生きる圧倒的多数の普通の人々の、共通認識と共有意識になっているのである。人間関係の基本的な原理であり、キズナ(絆)となっているのである。 そういうワケで、まわりとどこか違うということ。浮いていて、まわりからはぐれている、グループからも離れていて、属してもいない。もともと集団のなかに馴染めない、そうしたどこかみんなと違っている、そうした存在が、どうしても許せないのである。 |
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