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そしてそれへと導かれ、いざなわれ、うながされている。このような時間的な変化の流れが歴史なのである。私たちは、このような自分の中の印象と象徴の世界を生きている。 自分でも意味の分からない、背景の中ですでに消えてしまっている、記憶の影のような世界を生きている。そしてそれがフラッシュバックのように浮き上がってきて、現れては消えてゆくのである。 しかもそれが何のことなのか、自分でも分からないのである。そしてこのような、自分でも気づかず、知る由(よし)もない無意識の世界を生きている。 無意識の世界とは、肉体がそのカタチと動きでもって記憶してきた、肉体自身の感覚の記憶である。感覚自身の、感覚に対する感覚の記憶なのである。従ってまたそれは、意識とは別の世界なのである。 |
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