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3、必然。


変りようがないのである。彼ら彼女らは、先祖代々そのように生きてきたし、いまもそうであるし、これからもまた、そのようにして生きて行く以外にないのである。それ以外の生き方というのが閉ざされているのである。

そしてこれが彼ら彼女らの存在の理由であり、その根拠なのである。それ以外の生き方というのが出来ないように、生まれながらにして、あらかじめそのように出来ているのである。このような現実の世界に、彼ら彼女らの生きて行く方法は、それ以外にないのである。

そして、もしもそれを辞めようとするならば、それは自分で自分を否定する以外にないのである。だから決してそのような、自分の道から外れるようなことをしないのである。それは始めから出来ないことなのである。。それは、そのようにしか成れないように、あらかじめそのように定められているのである。

本人の意志など、始めから入る余地など無い世界なのである。それは必然なのであり、そしてこの現実を生きて行くための原理なのである。


戻る。                     続く。


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