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自分のことを、他人になんとかしてしてもらおうとするのである。自分で生きようとせずに、他人にすがって生きて行こうとするのである。そうして結局、いつまでたっても何も変わらずに、他人に従属したままの上下の人間関係が固定するのである。 すべてはこのようにして、余剰の資源や資力といったものが、すべて吐き出されて、そうしてムラ内部での優劣の関係が決定され、固定され、そしてそれが継続してゆくのである。要するに、なにも「変わらない」というのが、このような社会が存続して行くための条件になっているのである。 そしてこのような閉じた世界というのが、このようなムラ社会が存続し、継続して行くための前提になっていて、そしてその経済的条件になっているのである。そしてこのような人身的な身分に基づく自意識といったものが、このような閉鎖的なムラ社会の特徴なのである。つまり、人間的な上下の関係だけなのである。 |
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