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そうやって限られた方向の筋肉だけでもって、ほとんどすべての方向に対して筋肉の作用を及ぼすことが出来るようになっているのである。もちろんそれを補助し補完する骨格と関節の役割が必要なのは言うまでもない。 要するに身体内部で、連鎖・連動する様々な方向や部位から共同作用がなされていて、そうして始めて全体としての筋肉の連動を可能にしているのである。そしてそれは、身体内部の感覚についても。そのまま言えることなのである。 感覚の単独の感じ方だけでは表現できなかったことが、他の感覚との連鎖・連動、共振と共鳴によって、それが始めて全体としての感じ方というのを作り出しているのである。そしてこれが「情緒」なのである。それは刺激に対する感覚ではなくて、このような感覚に対する自分の感じ方なのである。 |
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