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そして、このような自分の中での自分の分裂は、自分と外の世界との分裂を意味している。現実の世界というのを、自分とは別の世界として感じているのである。そうした自分と、自分の外の世界との分裂が、そのまま自分の中で、自分自身の対立として映し出されているのである。 外の世界からの刺激や感覚といったものが、自分の中で乱反射をくり返し、錯綜し、重複し、横断している。反発したり混じり合ったりしながら、行き交い、感じ合い、交流し合っている。自分の中で響き合い、軋(きし)んで歪み、えぐれて引き裂かれたりしながら、互いにどこかでつながり、拡がり、反応し合っているのである。 |
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