index< 日誌 < aj情緒< 22-50「身体」p7


5、理由。


ただそうやって自分を確かめている。もっと正確にいうと、そうやって自分を確かめることが出来るのである。つまり、そうやって、確かめることが出来たと、思えることが何よりも大事なのである。

この意味でそれは、理由がハッキリしない自分がだれであるかを教えてくれるし、それを自覚させてくれる場面となっているのである。だから、これこそが何よりも大切なことであって、そうした行為自体に大きな意味があるのである。

理由が不明な自分の存在に対して、何かしらの意味と理由を与えてくれるのである。たとえ、それがウソでも、誤解でも、錯覚であっても、そんなことは本人にして見ればどうでも良いことなのである。そして、ただそれだけが本人にとって、何よりも大事なことなのである。


戻る。                     続く。


index< 日誌 < aj情緒< 22-50「身体」p7