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精神は、いまある自分の現実のすがたカタチを通してする以外に、自己の表現手段を持たないのである。現実の世界を通してしか、自分というのを表現できないのである。精神は、いまある現実の自己の肉体のカタチでもって、自分を表現するしかないのである。 たとえそのカタチといったものがピントはずれで、無関係の的(まと)ハズレのものであっても、この無関係な自分の現実でもって、自己を表現する以外に他にないのである。精神はそれ自身の内に、自己の表現手段を持たないのである。 それはカタチある自己の現実の肉体でもって表現する以外にないのである。自己の肉体を通してそれを現実の世界に表現するのである。精神は現実の世界に出て来なければならず、そしてその表現手段としては、自分自身の現実の肉体を利用する以外にないのである。 |
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