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3、抽象化。


しかしなぜ、どうやって、どういうワケで、そう見えるのだろうか。それは現実世界から特殊性や個性といったものを取り除(のぞ)いているのである。そうして共通のもの、比較できるものだけを取り出し、抽象化して見ているからである。

だからまた、そうしてそれらが頭の中で関連づけられ、秩序づけられ、整理され、そうして全体としてそれらが結びつけられ、また、そうやって始めて外の世界というのが、自分の頭の中で観念化されているのである。つまり、「抽象化」されるのである。

印象や象徴といったものが、符号やサインの強弱の度合いとして、そしてそれらが互いに関連付けられた、一つの全体として見ているのである。すなわち、観念化されたのでる。

すなわち、カタチ(ベクトル)と、その模様(ラスター)の変化のパターンとして見ているのである。


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