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2、反射的な表情。


驚いたときの目や口を大きく開くのは、それは、何か瞬間的で反射的な行動にでるときの準備行動にはならない。行動に出れるような姿勢でもない。そういうときはアゴを引き締めて身構えるような姿勢になるのであって、間が抜けたようにクチを開いたままにすることはない。

たとえば、自律した個人主義の欧米人の場合、むやみやたら不必要に目やクチを大きく開いたりしない。たとえ瞬間的そうした表情になっても、すぐに目を凝らし、相手を探し距離を推測し、拳を握り、身を潜めて、すぐに反撃に出れるように周りの様子をうかがう。

欧米人は、このように冷静で現実的な仕草と表情になっている。少なくとも映画の世界ではそうなのである。そしてこれが西欧人が望み願う普通の生き方なのである。


戻る。                     続く。


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