index< 日誌 < ao強制力 < 22-74「偶然の錯覚」P10


4、かかわり。


何の手がかりもない現実という世界の中で、それを知り理解しようとするならば、「錯覚」から始める以外にないのである。錯覚を仮定と置き換えて見るとよい。暗示や比喩(例えのこと)、比較、象徴や何かしらの印象の世界がそうなのである。

ボンヤリしていて模糊とした、とらえがたい世界であるけれども、それらがどこかで何らかのカタチでつながっていると思えてくるのである。または、そう思おうとしている、思わずに居られない、それはそうであるかどうかに関わりなく、自分自身がそれを求め要求し必要としているのである。何らかの、何でもよい、そうした自分との「かかわり」を必要としているのである。


戻る。                    続く。


index< 日誌 < ao強制力 < 22-74「偶然の錯覚」P10