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それが繋(つな)がっているからこそ、それが人間にとっての現実なのであり、観念の世界と言えるのであり、またそれが、自分の自意識が映しだされた世界だと言えるのである。そしてそれが際限なく、果てしなく、とらえがたい世界なのである。 私たち人間は、そうした永遠で無限の世界を生きているのである。そしてこれが人間の世界なのである。幻(まぼろし)や幻覚がそうである。それは現実にないものである。あるいはまた、それが現実にあるとしても、それが見えないというものを見ているのである。 このような人間の感覚ではとらえることが出来ないものを見ている。だからそれは錯覚であり、錯誤であり、錯視なのである。あるいはまた、それは、錯覚や誤解を通してしか見えない世界なのである。 |
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