index< 日誌 < ai原理 < 22-79「続、同じもの」p4


3、自分。


そしてまた、納得するしかなく、納得しなければならないものなのである。なぜなら、それが自分の現実の姿(すがた)だからである。自分は、そうした自分に逆らえず、また、逆らうにしても、そうした自分に対して逆らうのであって、そうした自分から逃れることが出来ないのである。なぜなら、それが自分というものだからである。

しかしまた同時に、そうした意志表示のカタチといったものが、それで正しいものかどうかというのは、自分でもハッキリとはわからないのである。というのは、人間はすでにある限られたカタチでもってしか、自分を表現し得ないからである。

また、それが相手に分かってもらえるとは限らないからである。だからまた、自分で自分のことがよく分からないのである。人間は、すでに知られているものを通してしか自分を表現し得ないのである。そしてそうした自分に納得するしかないのである。


戻る。                   続く。


index< 日誌 < ai原理 < 22-79「続、同じもの」p4