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人間が何かを表現したり、あるいはそれが表情や身体の動きとして現れる以前に、すでに自分自身の肉体内部でそれが反応し作用し合っていて、そしてその結果として、それが肉体表面の表情となって現れているのである。 そしてそれがまた、自分に意識されてきて、自分の自意識として認められ、そして自覚されているのである。なにかを意識するとか、あるいはまた「自意識」といったものは、このような意識されざる自分自身の中にある、肉体内部の自律的な変化の営みのことなのである。 そしてまた、それが自分に自覚され意識されているのであって、それはそうした肉体内部からの反映に過ぎないのである。コトバや思考もそうである。それは自分自身の中の未知の部分が、見えるカタチとなって、身体表面に現れでてきているのである。 |
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