index< 日誌 < am種 < 22-88「とまどい」p7


7、原動力。


私たちは、自分の子供に見る、ふとしたクセや仕草の、自分との共通性に驚きもするし、そしてまた、それ以上に、そうしたクセや仕草がもつ意味といったものが、自分(親)が持っているそれとは全くかけ離れていて、理解に苦しむことがよくあるが、これこそがホントに驚くべきことなのである。そして、それはつまり、別なのである。

限りなく似ているクセや仕草であっても、やはり、全く別の意味と動機の下に為されているのである。そしてまた、このことこそが人格や個性といったもので、それは個人の精神の領域なのであって、また、これが私たち人間にとっての進歩と発展の原動力になっているのである。


戻る。                   履歴へ


index< 日誌 < am種 < 22-88「とまどい」p7