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6、事例b。



このような世界で人間は生きて、暮らし、営まれているのであって、意識や思考やライフスタイルといったものが条件づけられて来たのである。言い換えると、これが人間が生きている現実の舞台になっているのである。そしてこれを離れて人間の存在はあり得ず、成り立ち得ないのである。現実とは、このことなのである。

これをイデオロギー・宗教戦争に見るならば、狭い日本でそれを行うと、敗者にとっての逃げ場がない以上、それは最後まで突き進むことになる。当然、日本全体が荒廃し、生活の基盤が破壊され、共倒れとなり勝者と敗者の区別なく共倒れとなって、何もかも失うことになる。

だからまた、勝者も敗者も絶対的戦争を望まず、またそのための究極の最終的な裁定者としての「天皇」が、どうしても必要になのである。


戻る。                   続く。


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