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1、既成観念。



いままで述べてきたこと。考え方のクセや習性や常識、さらには歴史や空間的条件といったもの。それらはすべてバラバラで、相互の間になんら関係のないことのようにも思えてくる。とりとめのない思いつきや、気まぐれな自分勝手な思い込みを並べただけのようにも思えてくる。

なぜなら、それらの間には直接の因果関係などなく、それぞれがまったく別々のカテゴリーに属するものばかりだからである。だからバラバラでまとまりがなく、お互いに無関係で、ただの思いつきや気まぐれの羅列のように見えてくるのである。

しかし、よく考えて見ると、このような固定された常識や既成観念を捨てて、言わば直感的に考えて見ると、どうしてもそれらの間に本質的で根源的な共通性や、因果関係のようなものが見えてくるのである。


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