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知らぬまま、気づかぬまま、自分でも自覚されず、意識もされないままで何かを感じ、それへと導かれ、そして辿(たど)って行くのである。まるでそれしかないように。そして響き合い、感じ合い、拡がって、つながってゆくのである。 そうした見えない根源的で本質的なところで繋(つな)がっていて、そしてそれへと辿ってゆくしかなく、引き込まれ、導かれて行くのである。そうした自己のタマシイが宿るところ。これがすなわち、原理であり、人間あるいは民族が持つ自律的な情緒とでもいったものではないだろうか。 それは人間をして本質的で根源的なといころで、規制し条件づけている絶対的強制力であり、人間をして目に見えないところで支配している原理とでもいったものなのである。 |
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