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驚き、困惑する、ためらい、戸惑う・・・。それは何か直前の表情であって、それがいったい何のことなのか、自分でも分からない段階なのである。そうした、いまだ感情が定まらずハッキリしない状態である。自分でもそれが何なのか分からないのである。しかし始めは、だれもがみなそうなのである。 その後、それが目的や理由をもった感情へと意識されて行くのである。先ず、驚きためらい、当惑し、その後それがいったい何なのか、自分にとっての意味といったものを意識され始めるのである。 だからもともとそれは、自分にとって意味不明の、得体の知れない未知のものだったのである。しかしこれが精神の営みといったもので、そうして精神はそれを見えるカタチあるものとして、現実の世界で表現しなければならなかったのである。 |
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