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1、生理のリズム。



不可解で不思議なこと。自分のことなのに自分でも気づかず知らないまま、自分の身体が勝手に動いている。習性、習慣、クセ、条件反射、生理作用・・・などなど
。涙が出たり、冷や汗が出たり、笑顔になっていたり、当惑して真顔になっていたりもする。

こうしたことは、自分でも知らず気づかないままの、無意識の世界での出来事である。自分の中に意識の届かない世界があって、それが自分を動かしているのである。なぜ、こうしたことが起こるのだろうか。

それは言わば、自分自身の中の失われた記憶の世界であり、そうした自分の中にある、何千何万年に渡る遺伝や、生理と反射作用の結果なのである。そして、それをもたらした、生活のスタイルといったものが、自分自身の意識されざる無意識の仕草や生理作用の中で、化石のようになって保存されてきたのである。

そして、そうしたことが、今となってはどうでもよい、それどころかなぜそうなるのか自分でも分からない、意味不明で得体の知れない仕草や表情、そして肉体内部の生理のリズムとして残り続けているのである。


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