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そしてこの信じるもの、その条件といったもの、そして自分自身の経験や感じ方といったもの。そうしたことのすべてが、自分自身の肉体の感じ方に依存している、ということなのである。そして、このような自分自身の身体といったものが、すべての根底とその出発点にあるのだ、と思えてくるのである。 そして自分自身の経験や感じ方、その記憶といったものが、時代と地域(地理的空間的条件)によって規定される以上、それが目指し指向する方向性といったものも、要するに「信じるもの」といったものが、それによって定められてきたのである。 そしてまた、こうしたことのすべてが世の中の全体を拘束していて、目に見えない絶対的な強制力として支配してきたのである。言い換えると、共有された意識、暗黙の了解、意識されざる無意識の合意として世の中全体を支配しているのである。 |
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