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3、条件としての肉体。



そしてこの感じ方自体は、肉体の構造とその仕組みから来ているのである。そしてこの肉体自身がまた、数万数億年に及ぶ自分たちの祖先の、ライフスタイルの結果なのである。

それはまた、文化や習俗がそうであるし、それ以前の生理や神経の営みがそうなのである。人間の存在自体が、自分自身の身体のカタチに依存する以上、それは仕方のないことなのである。

私たちは、同じものを見たり経験したりしても、その時代や地域の環境の相違によって、その感じ方というの全く異なるものとして感じられてくる。それは、その時代や地域によって、それぞれに生きて行く条件や、それに伴って「信じなければならないもの」が違ってくるからである。


戻る。                   続く。


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