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しかしまた、これをを異なる次元で見ると、たとえば文化や文明、民族などという視点から見ると、それはそれで同じように当てはまる。それは、見え方の問題なのである。見え方とは、つまり、見る側の意図された無意識の事情に基づいている。 自分が置かれている立場やその理由といたものが、現実というのをそのように見せているのである。これは、そのようにしか見えないのである。自分が生きている世界の馴れや習慣といったものが、現実をそのように見せているのである。これは、そのように見えていなければならない、というのが自分の立場なのである。 そしてこれがその民族のシステムであるとすると、それはこの民族の根源的な必然性を見ているのである。同じ民族の、時代によって異なる文化と歴史を見ているにも関わらず、それらすべてに共通する何か同じものを感じてしまうのある。 |
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