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11、事例g。



しかしまた、それらとは例外的な人間も居る。中世の織田信長である。日本の歴史上唯一、天皇制を無視または排除して自らの独裁を推し進めようとした人間である。

しかしまた、この信長がクーデターによって暗殺されたということ自体が、独裁というのが日本には受け入れられることがなかった、ということを意味している。

日本というシステム自体が、それを拒絶しているということなのである。そしてこれが日本というシステムの「型式」であり、原理であり、秩序なのである。自意識というのが、そのように出来ていないということなのである。


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