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4、きずな(絆)。



この原理とは精神のことであり、それは情緒が、精神と肉体との橋渡しをしているのである。そしてこの「情緒」が意識や思考、そしてその動きや行動、習慣や社会システム、信仰といったものを方向づけているのである。

もしも自分の中にあるシステムといったものが、他者のそれと似ているか、あるいは同じものでなければ、互換性などなく、お互いが相互に交流したりコミュニケーションしたりすることなど不可能なのである。

お互いの間で響き合い、共鳴し、共感し得る何かがなければ、コミュニケーション自体が成り立たないのである。ではいったい何を通して他者を感じているのだろうか。それは、自分の中に共感し得る何か共通のシステムがあるということである。それがお互いの間での共通の共感や交流を可能にしているのである。


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