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言葉やイメージとしてではなく、自分自身の肉体内部からの障害として、それが感じられてくるのである。そうやって自分の肉体内部から、外の世界に向けて何かを伝えようとしているのである。 ありもしない何かの印象やイメージを、何かしら自分の中にある神経や生理の障害やアンバランスとして、それを表現しようとしているのである。自分の肉体の中で、肉体が揺れて軋んで裂けて行って、破れて、滲(にじ)み出てきている。 心臓と呼吸の音色が聞こえてきて、息がつまり、吐き気がしてきて、めまいがしている。そして、このような肉体の不具合や、その錯覚と誤解の印象が、何かしらの得体の知れないイメージとして感じられてきて、思い起こされているのである。 |
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