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3、異人種。



そして、こうしたことが日々の日常のふとしたハズミやひょうし、なにかしらキッカケでふっと、自分の心の中をよぎるのである。それは、このような不可解で不思議な、そして何か得体の知れない正体不明の世界なのである。そうした、何か不可解な違和感を現実の世界に感じてしまうのである。

このような現実というのは偽(いつわ)りではないだろうか。ニセモノ、仕組まれた架空の世界ではないかと思えてくるのである。表面のカタチだけあって、中身は何もないカラッポの世界ではないかと疑ってしまうのである。

自分自身の、意識されることのない、無意識の肉体の生理がそれを暗示していると思えてくるのである。自分というのが、この現実に合わない場違いな「異人種」のように思えてくるのである。


戻る。                   続く。


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