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私たちには、自分自身の目に見えるカタチといったものが、どうしても必要だったのである。ウソでも真実でも、でっち上げでもペテンでも何でもよいのである。ただ、自分にとってのカタチといったものが、どうしても必要だったのである。自分が自分であるという目に見える、確かめることが出来る現実のカタチといったものが、どうしても必要だったのである。 そうやって安心もするし納得も出来るのである。またそうやって、逆境に耐えることも出来るし、自分が自分に対して正直に成れるし、また、そうやって始めて自分を確かめることが出来るのである。 人間には信じるもの、信じることが出来るもの、信じなければならないものが、どうしても必要なのである。そしてそれは自分の肉体を通してなされるのであって、自分の肉体を通してしか知り得ないものなのである。そうやって、自分自身の意味や理由といったものを見い出しているのである。 |
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